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黒死館殺人事件

小栗虫太郎著:「黒死館殺人事件」
「夢野久作の『ドグラ・マグラ』、中井英夫の『虚無への供物』とともに、
日本探偵小説史上の「三大奇書」の一つ」とされる。(wikiより)
ドグラマグラは大学時代、虚無は数年前読んだ。
この程ようやく、三大奇書を読み終えた。
どれもこれも、奇書の名を冠するだけのことはありますな。
(ちなみに、ドグラマグラは私的最強傑作、虚無はオチが好き)

冒頭、あの江戸川乱歩が紹介文を書いてるんですが、こんな感じ。
「普通の文学では、作者の知識は裏打ちとなって表面に
表出しないのであるが、この作では作者の驚くべき知識の山が、
知識のままで目を圧して積み上げられている。
すなわち裏打ちの方が表側に向けられているのだ」
この小説の奇書たる理由は、そんなあり得ない主客転倒にあるんだろう。
(終わりも呆気ないが、そもそもそれが目的じゃないのだから)

で、このあり得ない部分を好きになれるか、がこの小説を
気に入るかどうかの一つの分かれ目かと。
結局この部分、自分としてはいまいち好きにはなれなかった。。
この主客転倒自体は、変化球好きの自分としてはアリなんだが、
単純な嗜好として、やっぱり知識は裏方で、有機的に筋に絡んでる方が
好きかなー、という。
多少は伏線があったり、関連がある知識もあるけれど、
いかんせん全体の知識が多すぎて、ほとんどが単独の知識の吐露。
それを魅力と思えればいいのかも知れんが、自分はそうじゃなかった。

・・・思ったより自分はふつうだったらしい。そこは悔しい(そうなの?)

さて、じゃあ、その知識ってのはどんなもんかーと言うと。
本文より総量多そうな注釈。
英語、独語、仏語、ラテン語、他もろもろの言語をカタカナに直したルビ。

この小説を気に入る要因の今一つ、この知識自体が好きかどうか。
決して嫌いではないのだが、、、
いや、読み進めるのに結構苦労したから、そんなに好きではないかな(汗)
でも、たまにはこんな異形知識を消費するのも悪くない。
オタクネタばっかじゃ、頭悪くなりそうだし
(黒死舘のペダントリは、トリビアにすらなりそうにないが)

まあ、好みが分かれるのは仕方のないこと。
あるいは、読解が足らないかも知れない。それは、俺の所為だな。

他、由なし事。
・法水先生のトンデモ推理に、時々陶酔して聞き入ってしまう
 ワトソン役=熊代と支倉にちょっと萌え(笑)
・創元推理文庫の日本探偵小説全集6を読んだのですが、
 この松野一夫氏の何とも味のある版画挿絵は、凄い雰囲気。
 ちょっと笑ってしまいそうだが(汗)
・その挿絵のテレーズ人形がかわいいと思った。
・絵的には、上記収録の「オフェリヤ殺し」の方が好き。
[ 2007/10/01 05:46 ] | TB(0) | CM(0)
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