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相棒 season6-18話「白い声」

「監察医制度が置かれていない地域では、解剖により死因を明らかにしたい場合、
 承諾解剖という形を取らざるを得ないが、その場合、遺族の承諾が必要になるので
 執行に不都合を生じたり、検案のみですます場合も多い。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/監察医
この制度に対する批判に終わらないのが、このドラマのいい所。

解剖すれば、青酸ソーダによる殺人とわかった筈の死体。
監察医制度のない23区外で見逃された殺人。
ばれないことがわかって、繰り返された殺人。

何より、この殺人に気づかなかった警察へのメッセージとして、
余命幾ばくもない被害者の父親が、青酸ソーダで自殺する、という・・・
実際、その父親は心臓の持病も手伝って、病死として警察は処理していた。
死の間際、警察宛に自分が自殺である手紙を出して・・・
この演出は、切なすぎる。

>主人公達は、手紙を読む前に、父親の遺体を調べてその事実に到達するのですが、
 遺族が、その解剖に難色を示すんだわ。
 でも、それが現実だよなあ・・・
>あと、父親の遺体は解剖せず、遺体の画像診断(CTスキャン?)で
 死因を特定している。これなら、解剖に難色を示す遺族にも申し訳が立つ。
 技術の進歩は美しい。
>>検索したら、「チームバチスタの栄光」が大ヒットの海堂尊さんが
 「死因不明社会 Aiが拓く新しい医療」という本を書いてるようだ。
 Ai=死亡時画像診断らしい。おおお

ラスト、殺人を見逃していた刑事が、検死に割かれる予算の少なさを指摘。
これも現実・・・
刑事にも制度にも問題がある。
どっちかをよくしてもダメ、どっちも・・・
刑事も忙しいんだろうなーと思う。いい刑事も悪い刑事もいると思う。
予算に関しては、日本の経済の問題も・・・
自分に出来ることは、くだらないことで警察の手を煩わすことなく、
もっと多く税金払うことか。・・・ううう


今回の脚本は岩下悠子さん。
なんか、この人の脚本話ばかり感想書いてるな(汗)

でも、今シリーズの個人的一押しは、初回の「複眼の法廷」。
脚本は、櫻井武晴さん。
前シリーズの最終回「サザンカの咲く頃」の脚本も櫻井さん。
再放送を見て面白かった。

そして、次回最終回の脚本も櫻井さん。
期待期待。
[ 2008/03/13 02:31 ] テレビ | TB(0) | CM(0)
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